勉強につまずく人のための英語学習ブログ

TOEICを3カ月で400点から900点にあげ、外資系企業に入社した筆者の体験を元にした英語学習ブログです。現在は人材領域で会社経営。

無料のWEBコンテンツを使って英語力を上げる方法

英語の勉強ができるWEBサイト

筆者は英語の勉強には教科書だけは使用していない。その理由は二つ存在する。一つ目は、教科書やその他の学習教材だけを使用していても飽きてしまうからである。大抵の学習教材は同じような内容を扱っており、自分に興味のないコンテンツを嫌々読むことも多いと思う。これではテスト直前に専用の対策テキストを学ぶとき以外は定着率も悪い。

二つ目は、教科書の知識だけでは実戦で苦労するからである。英語はあくまで語学である。そのため、流行り廃りもあるし、スラングを始めとして教科書に載っていない言葉も多い。そのため、教科書以外のインターネットを始めとした媒体を使って新しい情報に触れることも重要である。ここでは留学前、そして今でも筆者が利用していたインターネット上で利用できるコンテンツを紹介する。基本的にどれも無料なため、試しに訪れてみて欲しい。

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外国人と実際に交流できるサービス

Lang-8

このサイトはネイティブスピーカーが作文を添削してくれるサイトである。今回は英語の勉強だけに特化して書いているが、英語だけでなく、様々な言語に対応可能となっている。基本使用料は無料で、日本人にあまり馴染みのないライティングをネイティブスピーカーに見てもらえる貴重な機会となる。特にTOEFLの作文の練習に役立つ。日本人ではわかりにくい言い回しや、単語帳に乗っていない単語を教えてもらえる点でも魅力的なサービスである。

利用が無料な分、こちらも対価として外国人の文章を添削してあげる必要がある。また、添削結果が送られてくるのもその時にパートナーとなっている外国人次第なので、フィードバックがなかなか返ってこないという難点もある。しかし、外国人と知り合うことも含めて貴重なサイトとなっている。私もTOEFLでライティングを学ぶときには利用した。一回に何個かまとめて送り、しばらくしてから添削が返ってくるとやる気も出るし、何より自分の当時のレベルよりも現在のライティングレベルが向上していることも多かったので、自分の成長を感じ、自信にもなった。

 

Meet Up

世界最大の外国人交流プラットフォーム。人脈を作る場としても有名であるが、もちろん英語も身に着きやすい。世間一般では趣味を中心に外国人と実際に会うことができるということが知られていると思う。しかしながら、趣味の項目の中では娯楽ではなく「日本語を学びたい」や「文化交流をしたい」といったざっくりとしたカテゴリーのものも存在する。

そのため、実際に会って話すことでスピーキングの練習になるし、お互いの利害が一致すればライティングの添削も頼むことができる。また、ビジネス上の繋がりを作るのもたやすい。また、英語初心者であっても友人や知り合いと一緒にイベントに参加できるので、参加ハードルも低くなる。難点としては相手が遊び感覚で来る場合も多いので、本気で英語を勉強したいときには水を差される可能性もある。主にスピーキングの経験が足りていない人にはお勧めできる。

 

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テスト特化系サービス

4tests

TOEFL用の練習問題を解くことができる、数少ないTOEFLの対策ができるサイト。単語に関して勉強ができるサイトは数多く存在するが、このサイトではリスニングからリーディング、文章構成まで幅広い内容をカバーしている。問題の質も本番のテストのレベルに近く、かなり実践的な勉強ができる。自分で時間を図ってスムーズに解けるように鍛錬するにはもってこいのサイトとなっている。

他にもSATなどの試験の練習問題も行えるため、学年を問わず英語の勉強ができる。ただ、リーディングやリスニングはテスト問題が本番のものよりも短く、TOEFL独特の3分以上続くリスニングや、500words以上のリーディングといった量的負荷の練習には向いていない。筆者もTOEFLの勉強を始めてすぐ、まだ時間内に本番と同量の文章を読めない時には使用した。このサイトを使って短文を時間内に読めるようになってから、テストレベルの長文に挑んだ方がやる気が続くと思う。

 

Funny Or Die

アメリカの投稿ビデオサイト。コメディ動画サイトとして人気を博している。字幕付きなので、普段の勉強では学べないようなスラングも学ぶことができる。それに加えて、コメディ動画は全体的に登場人物の話すスピードが速いため、リスニング力を上げるには役立つ。まじめに勉強をしたい人というよりは、少し勉強に飽きているが、何もしないよりはましと考えている人にとっては楽しく英語を学ぶことができる。

また、学生の時に意外と留学の際に悩むのは辞書では出てこないスラングなので、留学が決定してからこのサイトを閲覧するにはいい。難点として、字幕は載っていても原稿が載っていないため、いちいち止めて意味を調べないといけないことである。また、現地の文化的ジョークは日本人では内容が理解できないことも多い。それでも、ビジネスではジョークはつきものなので、筆者も定期的にサイトに訪れて今流行っているジョークを把握するようにしている。

 

 

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CNN.com International

世界的な有名なアメリカのニュース専門放送局 CNN のホームページ。アメリカのニュースだけでなく、世界のニュースを見れる。英語の勉強を目的とせず、世界のニュースを知るツールとしても非常に優秀。また、あまり知られていないが字幕付きの動画もあるため、意味を調べることでかなりのレベルの英単語を習得できる。Pod cast も利用可能なため、どこにいてもリスニング教材として利用できる。

また、一つのジャンルに関しての動画が多数載っているため、例えば最近のアメリカの政治事情に興味があれば、それに関する動画だけを数百本見ることで同じ単語を聞けるため、かなりの英語力アップにつながる。筆者も海外のニュースを知るためにはこのサイトを訪れ、真剣に見なくても流しながらや音声だけでも聞いていると世界のニュースに関する英単語を学べる。

 

PBS Online New Letter

日本での NHK にあたるアメリカの公共放送ネットワーク PBS (Public Broadcasting Service) のニュース。公営放送のため、ニュース一個一個に原稿があるため、リィーディングの練習にもなる。また、CNNと違ってアナウンサーの話すスピードが比較的ゆっくりであるため、リスニングが得意でなくても早すぎて聞こえないということはほぼない。問題点としては一部の動画が日本からのアクセスでは視聴できないことである。また、ほとんどの内容がアメリカ国内とアメリカに関係する国際問題に関する題材を扱ったニュースであるため、アメリカへの留学を考えていない場合は少し退屈かもしれない。しかしながら、サイト全体としては留学やテストのスコアを上げるためには最も学習に適したサイトだといえる。

TED.com

日本でもおなじみの動画サイト。プレゼンターが有名人である場合も多く、そもそもの内容が面白い。Youtubeなど様々な媒体でも視聴しやすいのが魅力。日本語表記に変えることができるのも強みである。このサイトの良い点はスピーカーの話がゆっくりなことである。基本的にTEDトークに出演している人は原稿を読みながら読んでいる人がいないため、まるで話し言葉のような口調でスピーチがなされることも多い。そのため、英検の準一級以上やTOEFLのリスニングのように人と人との間の話し言葉が使われるため、独特なアクセントや言い回しを学ぶことができる。また、海外大学での講義の様子がアップロードされることも多いので、留学前に現地の雰囲気を掴んでおく点でも使えるサイトである。 

 

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楽しく学ぶ系

imdb.com

莫大な数の登録者がいる映画評価サイト。あまりこのサイトを英語の勉強に使う人は多くないかもしれないが、筆者は今でもこのサイトから英語に関する学びは多い。このサイトの強みは二つある。一つ目はやはり自分の観た映画や興味のある映画の評価を見ることができるため、以上にやる気を持ってこのサイトに訪れやすい。二つ目は書いてある文章が俗語であったり、専門的であったりとかなり幅広いレベルで実用的な英語を目にできることである。

特に俗語に関してはその時に流行っている省略形の英語表記(FYI、lol、FMAO etc…)なども目にすることができる。映画によっては500万ほどのレビューもあるため、一つの映画から無数のリーディング教材が抽出できる。自分が見た映画のレビューを確認する際に使うと楽しく英語が学べる上、自分が書き込むことでライティングの練習にもなる。コメントが返ってくることもあり、一度はまると最も勉強がはかどるサイトかもしれない。筆者も洋画を見たらこのサイトで欠かさずレビューを書いている。そうすることで昔書いたレビューの英語の拙さを見てよりやる気がでる。

 

 

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Spotlight

リーディング強化に特化したサイト。なかなかの長さの小説が限られた語彙だけで書かれている。使用されている語彙のレベルにも幅があるため、自分の英語のリーディングスキルレベルに応じて読むものを決められる。また、語彙が限られていればいるほど同じストーリーで何度も同じ単語が出てくるため、特に自分が力を入れて読まなくても自然と単語を覚えることができる。

辞書に近い機能も果たしており、アルファベット順に単語がまとめられている上、使用用途ごとに単語が分けられている。新しい投稿の更新がそれほど頻繁ではない点が唯一の欠点だが、週に一回も訪れて小説を読めばかなりの速度で単語力はついていく。筆者は高校生ぐらいの時に利用し、大学受験の際にも早く読み力は生かされたと思う。

 

 

The White House

米国ホワイトハウスのホームページ。大統領演説を多数みることができ、映像・スクリプトつきで聞くことができる。演説のため、どれを見ても話すスピードはゆっくりで、発音もはっきりしているため、実は最も初学者向けなのかもしれない。記事の更新はほぼ毎日あり、アメリカ政治に興味がある人にはお勧め。今は特に大統領演説を見ると面白いかもしれない。日本では報道が少ないが、トランプ大統領の使用する単語にあまり難解なものがないため、政治に関する予備知識を持っていなくても効きやすい。英語に興味が無くても一般常識として是非一度は訪れておきたいサイトである。

 

いかがだったろうか。WEBサービスを使えば効率的に、楽しく、いつでも英語を学ぶことができる。特にリスニングやスピーキングといった日本人が弱い部分もこれらのサービスを利用することで補填されるのではないか。基本的にはどれも無料なので、まずは一度訪れて自分に合ったサービスを見つけてほしい。