勉強につまずく人のための英語学習ブログ

TOEICを3カ月で400点から900点にあげ、外資系企業に入社した筆者の体験を元にした英語学習ブログです。現在は人材領域で会社経営。

英語を使う仕事がしたいと言っている人が気を付けておいてほしいこと

留学経験や帰国子女の方が英語を使う仕事をしたいとしきりにいって、英語を基軸に仕事を探している方を多く見かけます。しかし、それは非常に危険なことです。

 なぜこういうことが危険か考えてみました。

英語ができることはアドバンテージになる

英語ができる人材はたくさんいると言われている昨今ですが、東大、一橋、慶應といった大学卒の方でも英語ができる方は多くはなく、英語ができる人材を探している企業はたくさんあります。外資系企業でも英語の足切りで多くの人が受けることすらできなくなる現状があるくらい英語は差別化となるスキルです。

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英語ができるだけではダメだ!という論調は確かにあっているのですが、現在の日本においてはあらゆる職業(通訳等のぞく)で有利に働くのでぜひ英語ができる人は自信をもっていただいて大丈夫です。

特に、海外進出をはじめた、メーカーや金融機関、弁護士会計士といった士業においては英語ができる人材へのニーズは非常に高くあります。

 

英語ありきでの職探しは非常に危険

「英語を使いたい」を第一に職探しをするとあまりいい職探しができません。英語を使う仕事で真っ先に浮かぶのは通訳や翻訳の仕事ですが、英語においてはそれらの仕事に従事する人は多いため、買いたたかれる状況で、報酬はかなり低くなります。企業の中でひたすら翻訳する仕事になると悲惨です。ただの作業者になってしまい人と関わらなくなってしまいます。

英語を使う方はコミュニケーション能力が高い場合が多く、人と話さないことは逆にストレスになりかねないので、注意して仕事を探しましょう。

仕事を探すときにどうしたらいいか?

独学で磨いた英語力、帰国子女としての英語力を使うときは、

「将来は海外で活躍したいと思っています。そのために今のうちから英語を使う機会が多い場面に触れておきたいです。そのような機会はありますでしょうか?」

といった形で、英語を使う機会を求めましょう。最初に「英語!」というと優秀でないと見られる確率が高いです。それ以外のスキルをもったうえで、実は英語力も...という形でコミュニケーションをしていきましょう。

おすすめの業界は?

おススメは広告代理店や、自動車等の機械部品メーカー、化学メーカーといったところです。海外での生産や海外拠点の拡大がありますが、社内に英語ができる人がおらず困っているのが彼らの現状です。TOEICができるだけで英語能力が高いとみなされます。そういった状況であれば、すぐに英語ができる人のラベルが張られ、海外駐在や海外とのやりとり、グローバル部門への配属になる確率が高くなります。

英語ができる人が少なそうな業界を積極的に探す方が相対的に自分の価値を高めることができると思います。

(下記は英語を使う機会をもとめ英語を一生懸命勉強した人の体験記です)

自身の英語力のアピール方法

先ほど述べたように英語を真っ先にアピールするのはやめましょう。英語はあくまでツールなのでツールをうまく使えることをアピールしすぎるのはよくないことはわかりますね。そのため、まずは自分の強みや人間性を伝え、英語を使える仕事をしたい旨伝えましょう。そこで「英語はできるの?」と問われることになるので、そこでつかさず、

「TOEICは満点です」

と言えたら、向こうとしても十分海外の仕事ができるレベルにあるな。と認識することができます。

できればTOEICよりもTOEFLや実際に何か英語を使った経験(できれば仕事がよいが)をもっておくとなお、面接でよいでしょう。今の会社で英語を使う経験ができなければ転職サイトに登録し転職しましょう。

それでも多くの場合、自ら機会を求めれば英語を使うチャンスを創出できるはずです。