勉強につまずく人のための英語学習ブログ

TOEICを3カ月で400点から900点にあげ、外資系企業に入社した筆者の体験を元にした英語学習ブログです。現在は人材領域で会社経営。

【2016年中に読んでおくべき】英語が上達するための学習/教養本10冊

2016年も後少しです。英語学習ははかどっているでしょうか。英語の勉強は辛いことも多いですが継続して続けましょう。今回は英語学習の一助となる本を紹介させていただきます。英単語張や文法本だけではなく、教養や、ビジネス本、洋書を含めて紹介させていただきます。

英語を学ぶために必要な教養と知識を得よう

英語の学習に疲れた方は息抜きにご覧いたけると幸いです。

1. 外資系金融の英語

外資金融で使える英語表現が載っています。
著者がゴールマンサックス証券出身ということもあって、実際に現場で使われている表現ばかりなので丸暗記して使ってよい表現です。

また著者の齋藤 浩史氏はニューヨークで俳優を目指していたところ、途中帰国資金に困っていたときにヘッジファンドのインターンをはじめ金融のキャリアを積み始めました。
ゴールドマンではトレーダーとして活躍していた、バリバリの投資銀行マンです。
軽快な語り口調と、いかにも投資銀行マンといった感じの重厚感があわさって話自体も耳に入りやすい方です。

この年代の投資銀行マンはドラマがあって、エリートだけど型にはまっていない方が多い印象です。当時は投資銀行も今ほど主流の就職先ではなかったからでしょうか。

一度手に取ってみる価値はあります。

外資系金融の英語

外資系金融の英語

 

 

2. 外資系トップの英語力

外資系トップの英語力となっていますが、英語に限らずビジネスパーソンとしてどうやってトップに上り詰めたかが書いてあります。
外資系において英語はあくまでツールでありますが、それを習得するまでのつらさは具体的に記載されているのでその点はよいかもしれません。

掲載時の所属は世界的に有名な外資系企業の日本支社の代表となっています。日本では知名度の低い企業のCEOもいくつかのっていますが、
みなさま素晴らしい経歴の持ち主です。

P&Gや住友商事、第一勧銀といった大手企業に入社をしMBA等をはさみ現在のポジションにおさまっているようです。

ボッシュの織田さんは武蔵工大卒でエンジニア出身ですが、メッセージが印象的です。
「問われているのは英語力じゃないんです。自分たちの仕事に対する誇りなんです」
エンジニアらしい、とてもかっこいいセリフですね。ビジネスマンの方にはぜひ手に取ってみていただきたいです。

外資系トップの英語力

外資系トップの英語力

  • 作者: ISSコンサルティング
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3. 面接の英語

英語面接のバイブルといっても過言ではないです。新卒のときに買いました。
また、中途で外資系へ転職する友達の多くも購入しておりこれはマストといってもいいでしょう。
面接の例文集と、具体的な言い回しがたくさんのっています。これを全部暗記したら間違いないです。

例えば、自己PRで「私の強みは粘り強いことです。」というときになんて言うでしょうか?

書籍に書いてある一例は"my strength is tenacity"です。

このように簡潔に表現することが全体的に徳とされている感じがしていて好感がもてます。

 

現在でも使う表現はこの本からの引用です。決して、楽しい類の本ではないのですが努力が報われる一冊です。


有元さんの新刊が今年でているようです。購入したわけでないので責任はもてませんがパラパラと見た感じでは、昔のバージョンでいいかと思います。英語面接は書籍がたくさんあっていいはずなのですが、まともな本が数冊しかなくてこの領域で専門家が書けば売れるのでは,,,と思っています。日常会話の本では面接に太刀打ちできないので、ビジネスレベルにジャンプするときに必要な書籍です。

面接の英語

面接の英語

 

 

4. 7カ国語をモノにした人の勉強法

この手の本は胡散臭く感じてしまいますが、ついつい買ってしまいます。当時、私が中国語の勉強に熱をいれていたときに発見して購入しました。
本書は、7カ国語(実際には語学間の習得度合いの違いあり)を習得した、語学学習のプロフェッショナルというべき方です。

志木高(慶應)でも教えていらっしゃるということで高校時代にこういう先生に会ってみたかったなぁというのが感じるところです。

書いてあることは基礎的なことで、突飛な勉強法が書いてあるわけではありませんが、語学学習において何が大事かを語ってくれます。
本書を読んでみて、池谷裕二氏の記憶の理論にも習っているなという実感です。
音と場面を重視する勉強法は日常でももっと取り入れていかなければいけないなと痛感しました。

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

 

 

関連書籍として「外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)」も紹介しておきます。

勉強法の古典というべき本でしょうか。網羅的かつ、当然のことが淡々と書いてあり、これを実践できたら英語力は伸びると思われます。
あとはその人の実行次第です。

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

 

 

関連本

 あとは、こちらの本も人気です。

この本に関しては、かなり有名な本なので10冊の中には入れませんでしたが、まだ読んだことない方は手に取ってみるといいと思います。英語の成り立ちについてよく知ることができます。

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

 

 

5. 村上式シンプル英語勉強法

元Google日本法人社長の村上さんの本です。親しみやすい方なので本の中身もわかりやすく書いてくれています。
非帰国子女で外資系企業の方なら村上さんの英語勉強術はよく目にすることがあるのではないでしょうか。


レベル感的には、中から上の間くらいの人が読むべき本です。これまでの書籍や記事を読む限り、村上さんは英語のもともとの力があった方ではないので、
10->70(MAX100)にする英語勉強法です。講演等も機会があれば聞きにいってみてはいかがでしょうか。

「多読」「英借文」といった基本的なことを忠実に実行していったら今の村上さんの英語力に至っているのだと思います。

ちなみにこちらが村上さんの英語を話している様子です。Google CEOのエリックシュミット氏と話しています。

youtu.be

 

村上式シンプル英語勉強法 使える英語を、本気で身につける (日経ビジネス人文庫)

村上式シンプル英語勉強法 使える英語を、本気で身につける (日経ビジネス人文庫)

 

  

6. CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK

発音の名著です。以前紹介記事を書いたら多くの方に読まれました。
発音といったらこの本を避けては通れません。発音の勉強はつまらないことが多いのですが、身に付きやすく成果がでやすいので発音から取り組むのはいいと思います。

発音は「かっこよさ」の観点では欠かすことのできないポイントです。上達するためには正しいトレーニングをしなければいけません。


詳しくはこちらの記事をご覧ください。

www.niantic.jp

 

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

 

 

7. 民族紛争

英語とは直接関係ありませんが、遠く離れた国同士が英語やフランス語といった同じ言語を使うことに疑問を感じることがよくありました。
たいていの場合、植民地政策や開拓によって言語が広まります。植民地支配は民族紛争を起こすことにもつながり多くの悲劇を生んでいます。
その民族紛争の事例と背景が掲載されている本です。言語学習にとらわれず世界を広く見ることが、英語学習の上達につながります。

民族紛争 (岩波新書)

民族紛争 (岩波新書)

 

 

 

可能であれば、こちらのユーゴスラビアの本も読んでみることをおススメします。岩波の本は名著が多いんですよね。旧ユーゴスラビアは最近まで、戦争が起きており、民族問題を多く抱えていました。使われている言語も違い、苦しい生活を送っている人もいたそうです。ユーゴスラビア出身で移民として生きて来た人が会社の同僚にいたため、自分自身でも関心が高かったです。

ユーゴスラヴィア現代史 (岩波新書)

ユーゴスラヴィア現代史 (岩波新書)

 

  

8. Steve Jobs

スティーブジョブズの生い立ちからアップルの創業、展開までが書かれた一冊です。日本語バージョンももちろん販売されていますが、私は英語版もアメリカで購入しました。
英語で本を読むのは多少難易度は高いですが、ある程度ジョブズのことを知っている人なら理解できる内容になっているのでぜひ手に取って読んでみてください。
寝る前に毎日少しずつ読み進める感じの1冊です。これで洋書デビューしてください。

Steve Jobs: The Exclusive Biography

Steve Jobs: The Exclusive Biography

 

 

9. アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

英語といったら英国のイメージが強いですが、個人的にアメリカ好きのためアメリカの本を読んでいます。

簡単な歴史を英語で学べるため歴史に興味ある人には価値ある1冊であります。アメリカの歴史はご存知の通り長くなく、京都をはじめ長い歴史をもつ都市に対しては経緯を払っています。アメリカ人が歴史ある場所を訪れるのは、アメリカの歴史の短さも寄与しているかもしれません。

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

 

  

10. GENKI: An Integrated Course in Elementary Japanese I [Second Edition] 初級日本語 げんき I [第2版]

外国人に日本語を教えるための教科書です。英語学習に行き詰ったときに視点を変えて学ぶことはさらなる飛躍につながります。よく日本人が海外で日本語を教えていたので気になって、知り合いに聞いてみたところこれが有名だったとのことで読ませていただきました。

もちろん我々にはわかる内容で、平易なのですが、プロセスがなんとなく理解できて日本語を教える機会があれば、活かしてみようと思います。 

GENKI: An Integrated Course in Elementary Japanese I [Second Edition] 初級日本語 げんき I [第2版]

GENKI: An Integrated Course in Elementary Japanese I [Second Edition] 初級日本語 げんき I [第2版]

  • 作者: 坂野永理,池田庸子,大野裕,品川恭子,渡嘉敷恭子
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  • 発売日: 2011/02/14
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年末はインプット、アプトプット、息抜き

12月はがんばって勉強しましょう。単語を詰め込むときもあれば、理論を考えるときもあるので、自分のペースで来年を迎えるよう、残り一か月アクセルを踏みましょう。

英語の勉強にかけるお金よりも英語の勉強の疲労回復に賭けるお金が最近増えてきた今日この頃。集中していない証拠ですかね。一緒にがんばりましょう。

それでは、さようなら。

(こちらもあわせてぜひ。)

www.niantic.jp

 

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