勉強につまずく人のための英語学習ブログ

TOEICを3カ月で400点から900点にあげ、外資系企業に入社した筆者の体験を元にした英語学習ブログです。現在は人材領域で会社経営。

英語が話せるスポーツ選手特集~彼らはなぜ英語がうまいのか?

日本人のスポーツ選手で世界をまたにかけてトップを争っている選手が何人もいます。世界的に活躍している選手の特徴に英語ができることが挙げられます。帰国子女でもないにも関わらず後天的に英語を習得し、世界で通じるレベルの英語と競技力を磨き一流選手として君臨しています。

 

帰国子女にも関わらず英語が話せるようになっている選手の特徴は何か?

今回は、世界的に活躍している現役スポーツ選手とその英語力をご覧いただきたいと思います。米国生まれ、米国育ち等で英語が当然のようにできる環境にあった選手は省いています。

1. 本田圭佑 (サッカー)

日本代表の主力として長年活躍している本田圭佑選手です。名古屋グランパスエイトを経て、20代前半から、オランダ、ロシア、イタリアと活躍の舞台をうつしています。本田選手は英語の発音や文法力が高いわけではないのですが、話している英語は多くの人が参考にすべきものがあります。

こちらのインタビューをまずご覧ください。

使っている語彙力は、中学生レベルの単語ですが、流暢に英語を話してほぼ完ぺきといっていいほどのコミュニケーションがとれています。自分の英語が不完全な英語を理解していながら、それを恐れることなく積極的に自信をもって話しているのが伝わってきます。"yesterday","I think","satisfied","improve"といった単語だけで会話がこれほどできることに驚きました。20代前半でチームの主力となっていたオランダのチーム時代から変わらぬコミュニケーションスタイルだったので、外国人への恐れをもっていないことが分かります。

英語入門者の方はぜひ本田圭佑選手を参考するのが絶対によいでしょう。元サッカー選手の中田英寿氏は流暢な英語、イタリア語を駆使していました。文法力、単語力ともにはるかに高くあそこまでいくのは難しいとは思います。

 

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2. 羽生結弦 (フィギュアスケート)

オリンピックゴールドメダリストであり、世界最高峰の選手として何年も君臨している数少ない日本人の1人です。羽生選手は日本育ちですが、外国人選手やコーチとのコミュニケーションのために英語が必要なため学習しています。羽生選手も簡易な英語を流暢に使いこなしている選手の1人です。日本人が日本国内で相当努力をした感じの発音になっており、あの忙しい競技の中で英語を同時にどうやって勉強したか気になるところです。


どうでしょうか?誰が聞いてもわかりやすい英語で話していることがわかります。インタビューに対しても明確に相手の欲しい答えを答えているので、相当に頭のいい選手であることがわかります。

 

3. 錦織圭 (テニス)

世界のトップ5に食い込んでいる日本テニス界過去最高の選手と言われている錦織選手。錦織選手は10代より、テニス選手として活躍し、中学時代からは練習拠点をアメリカにうつしています。そのため海外での生活経験が長期間あるため英語はかなり流暢です。錦織選手の英語を聞いていると、20代中盤になってからさらに英語がうまくなった印象があります。2015年の動画になりますが、ぜひご覧ください。


かなり流暢ですね。海外に住むとこのレベルになるのかもしれませんが、錦織選手の努力もかなりの部分があると思います。

 

4. 川崎宗則 (野球)

本ブログでも過去とりあげましたが、川崎宗則選手の英語は全世界の人を元気にする英語ですね。まずはこの動画をご覧ください。


川崎選手は突如インタビューに飛び込んできてインタビューに答えています。川崎選手は他の日本人選手とは異なり、外国人の輪にかなり溶け込んでおり地元の選手からかなり愛されています。英語はほとんど勉強していないようなのですが、単語をつなげてコミュニケーションをしています。英語は単語だけ知っていればなんとかなるを体現していますね。英語ができないことを全然恐れていません。

"Just swing, Just throw, Just catch"は名言としてアメリカでも喝采を浴びていました。"don't think everybody, just win"と堂々と言った後に、"I have two books, bro"という最後のオチまで完璧でした。

レポーターの方が川崎選手のテンションに困っていますね。このようにできる人は日本人に限らず難しいと思いますが、言語の壁を超えてコミュニケーションできる人はこういう人のことを言うのだと痛感させられました。 

5. 宮里藍(ゴルフ)

女子ゴルフ界を牽引してきた宮里藍選手です。宮里3兄妹はゴルフ界では知らぬものはいませんね。米国ツアーに参戦したのは20代になってからなので米国在住は20代以降なのですが、このインタビューを見るとかなり流暢に英語を使いこなしていますね。米国生まれの人のインタビューを聞いているかのような気持ちになりました。まずはこちらをご覧ください。


非帰国子女の選手の中では最も英語がうまいと思っている選手の1人です。このスピードで話せるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

宮里選手は日本国内外問わず、外国人選手と積極的に仲良くなり英語で話したり、メールをする機会を常にもっていたそうです。英語になじもうとし、その人と仲良くしようとするメンタルがおそらく今の結果につながったのだと思います。

 

番外編. 永里優季(女子サッカー)

日本人サッカー選手は、長谷部、香川、大迫、宇佐美、原口とドイツを舞台に活躍しています。長谷部選手はかなりドイツ語がうまい部類なのですが、サッカー選手の中で最もドイツ語がうまいと感じたのは永里優季選手です。日本のFWとしてワールドカップ優勝、オリンピック銀メダルに多大なる貢献をした選手です。ドイツに移籍してからもコンスタントに活躍し続けています。こちらのドイツ語を聞いてください。


ドイツ語も私は勉強中で全然わからないのですが、かなりうまいようです。このレベルまで話せるのは稀かもしれないのですが、本人はずっとピアノをやっていたようで耳がかなり優れているとのことです。音を聞いてすぐに再現できる恵まれた才能をもっているのが功を奏したのだと思います。

スポーツ選手にとってもはや英語はなくてはならない

英語は日本人にとって課題となっていますが、スポーツ選手にとっては生き残るために必要なものとなっています。特に野球、サッカーのチームプレイでは言語が通じないと練習やコミュニケーションで障害になります。日本のモンゴル人相撲力士を見てみても彼らはかなり日本に溶け込み流暢な日本語を話しますね。そういった努力もあいまって本業のスポーツで結果が出ているのだと思います。ぜひ、スポーツ選手を見習って英語を学習してください。